越前大野城

大野盆地、雲海の中の天空の城



越前大野城は、福井県大野市、標高249mの亀山に1580年前後に築城されて以来、明治まで大野藩が置かれていた城です。
目まぐるしく城主が変わったほか、1775年に天守含めて焼失した後に、1795年天守を除いて再建されたものの明治に入って原型をとどめないよう破壊。
現在の天守は、昭和に入った1968年、元氏族による寄付金をもとに、推定再現された鉄筋コンクリートの城。現在は、大野城内部を歴代城主たちの資料館として春夏秋季限定で公開しています。
ちなみに、城であった当時の一部の門が、大野市内の2つの寺の山門として移築され、現存しており、真乗寺山門の不明門、光明寺山門の櫓門であった鳩門は現在も見ることができます。
亀山は、四方を山々に囲まれた大野盆地内の真ん中にあり、周囲には九頭竜川や真名川などの流れがいくつも見られます。朝夕の冷え込みによりあたり一帯が霧や雲海に包まれ時も、この大野城だけが雲の上に突き出たように見えることも少なくありません。竹田城、備中松山城と並ぶ雲の上の城の姿を、アニメ映画の天空の城ラピュタになぞらえ、天空の城大野城と呼ぶ観光客が増えています。
写真撮影では、大野盆地を見渡すことができる近隣南西に位置する戌山が人気のスポットで、早朝に徒歩20分ほどかけてシャッターチャンスを狙う登山者が数多く見られます。

越前大野城
所在地
福井県大野市城町3-109 
交通案内
越前大野駅より徒歩約30分
定休日
12月1日〜3月31日
営業時間
4月〜9月(午前9時〜午後5時)、10月〜11月(午前9時〜午後4時)
料金
入館料 大人:300円、小人(中学生以下):無料
電話番号
0779-66-1111


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